グランツーリスモのプレイステーションシリーズについて・・・。
1990年代半ば、家庭用ゲーム機の次世代機戦争が勃発し、現在のキャッチフレーズであるリアルドライビングシミュレーターとしてリッジレーサーと対峙する形で登場したのがグランツーリスモである。当時としては珍しい環境マッピングをいち早く家庭用ゲームソフトに取り入れ、車の光沢を生み出すような効果を実現し、多数の実在の車種、家庭用ゲーム機としてはリアルな挙動などで、大ヒット作品となった。プレイステーションの売り上げにも大きく貢献したと思われる。このグランツーリスモの生みの親である山内一典は、ソニー・ミュージックエンタテインメント入社後、いち早く企画書を出したのがグランツーリスモであった。しかし、”メーカーとライセンス契約して実車が登場するゲームを出したい”という山内氏の請願は当時としては非現実的で、まずは年齢を下げた世代に向けたモータートゥーン・グランプリの開発に着手する運びとなる。
グランツーリスモ(1997年12月23日
初代グランツーリスモは100車種146グレードが収録され、当時としては類のない台数であった。パッケージの車はトヨタスープラとスカイラインGT-R(R33)。 グランツーリスモ2(1999年12月11日) シリーズ唯一のCD-ROM2枚組で構成されており、アーケードモードを主とした「アーケードディスク」とメインコンテンツである「グランツーリスモディスク」で構成されている。因みにグランツーリスモ3以降ではできなくなる「レーシングモディファイ」といったチューニングができる最後のタイトルだった。パッケージの車はホンダS2000。ここまでのシリーズはネジコンに対応している。
プレイステーション2
グランツーリスモ3 A-spec(2001年4月28日)プラットフォームがプレイステーションよりさらに高性能なプレイステーション2になったことで、車のモデリング精度やサーキットのクオリティは比較にならないほど向上した。
GT FORCE :ロジクールがポリフォニー・デジタルと共同開発した、グランツーリスモ3 A-specに最適化したステアリングコントローラ。他の多くのレースゲームにも対応している、GT FORCE Pro :グランツーリスモ4 "プロローグ"版に合わせて発売されたGT FORCEの上位版。家庭用ステアリングコントローラとして初めてロック・トゥ・ロック 2.5回転 900°を実現した(GT FORCEは200°)。 GT FORCE RX :2006年にプレイステーション3本体と同時発売。PS3専用:リッジレーサー7やグランツーリスモHDコンセプトなどに対応している。基本機能はGT FORCEと同等だが、ステアリング正面のボタン配置が変更され、使いやすくなっている。